chevron-up PAGE
TOP
Campus
2020.03.24 レポート

最近ジャスミーリーグ編集部で話題になった「NHKプラス」・・・(3/3)

nhk.png

前回に続いてNHKネット同時配信サービスで利用するデータを深掘りしてみます。
↓1/3はこちら↓

↓2/3はこちら↓

    ・・・いったい自分のどんなデータがどう使われるのでしょうか?

というわけで、「NHKインターネットサービス利用規約」で確認をしてみました




➂蒐集されたわたしのデータは、誰が、何のために使うの?


   ■ では渡した後のデータの利用目的もチェックしてみましょう。

>利用者への連絡
>視聴者意向調査・アンケート等を実施するため
>利用者からの情報提供を必要とするサービスを実施するため
>端末機器の位置情報を用いたサービスを提供するため
>利用者の受信状況等サービスの対応状況を把握するため
>NHKの業務に関する報告のため
>視聴のされ方を把握・分析するため
>番組編成を検討するため
>番組制作に資するため >本サービスの利用状況を把握・分析し、改善するため など。

. . .
以上、サービス対応と向上を主な目的として、データを利用していきます。
広告メルマガや広告配信はもちろん入っていませんが、
NHKからのお知らせやメルマガ、アンケートメールや番宣などはどうやらNHK独自に実施できそうです。



➃ これから、どんなことがおきるの?


   ■ このことから今後は、NHKプラスを中心とした番組別正確な視聴者詳細データが蒐集でき、分析ができることになることは容易に予想できます。
 また、NHKがNHKプラスを経由した個人データを第三者と共同で利用する場合には、利用者本人の確認があれば可能なため、NHKが、今後「動画コンテンツ」とデータを活用した新しいサービスを生み出していくはずです。
また、このデータの分析結果は、いったい誰のものなのかという、公共の福祉と文化の向上に寄与することを目的に設立された公共放送事業体がゆえの問題が今後出てくるかもしれません。
この分析結果は内閣府の消費動向調査のような形で、パブリックなモノとして公開していくことで、NHKは、これまでの法的な解釈である「公共放送事業体」といった枠からどんどんはみ出るはずです。AIも存分にデータ解析に力を発揮することでしょう。


   ■ 「7時のニュース」の内容と視聴分析から、経済の動向予想などの未来を映し出すコンテンツなどもできたり、NHK自らが、「ペット動画プラットフォーム」として機能したり、「テレビ体操」や語学コンテンツが、医療機関や教育機関とデータ連携をしてみたり、はたまた「今日の料理」番組とIoTと個人データを紐づけることで、新しい料理番組がコンテンツではなく「サービス」として開発されたり、など、ますます、妄想は広がっていくわけです。とはいえ、やっぱり自分のどういうデータ、どの会社にどう使われているのは簡単に把握できるようになることが、一番の基盤でしょうし、ユーザーにとっても信頼感と安心感を醸成できます。


   ■ 特に過去のデータを削除したいときに、手軽にボタンを押して、ソースコードを見せてもらえるのは本当に便利です。

 もし私たちは自分のデータをこのように全部一元で把握し、管理できたら、サービスの提供元である企業にとっても、サービスを享受する消費者にとっても、便利かつ安心なデータ社会になるはずです。


************了

jasmystamp copy.png

Creative Commons License
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial 4.0 International License.