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2019.11.15 レポート

新しいデータ活用サービスのアイデアを競うJasmy IDEA Award 受賞作品 3アイデアが決定

「データの民主化」をコンセプトに、データを個人資産と捉え、新たな経済圏の構築を目指すJasmyが主催する
「Jasmy IDEA Award」受賞作品3アイデアが、11月15日(金)に 以下の通り決定いたしました。

最優秀賞は『記憶の恩返し (認知症の治療・療養の貢献事業)』(東京都・T.A様・会社員)、BC×IoT賞は『バックUPデータ』(東京都・K.K様・法人営業)、新しい経済圏賞『睡眠貯金』(東京都・R.K様・ソフトウェアエンジニア/データサイエンティスト)となりました。


Jasmy IDEA Awardとは?

Jasmy IDEA Awardは、7月27日から10月31日までオンライン上でアイデアを募集。「IoT×ブロックチェーン」を特徴とするJasmy社の「データの民主化」の基本思想を踏まえ、約3カ月にわたって「ユーザー本位の情報新時代」にふさわしいアイデアを募りました。

審査員はスプツニ子!さん(アーティスト・東京藝術大学デザイン科准教授)、岸上 順一さん(W3Cアドバイザリーボード・室蘭工業大学大学院教授)、長谷川 愛さん(現代美術家・デザイナー・東京大学特任研究員)、小塩 篤史さん(株式会社IF代表取締役)、そしてジャスミー株式会社 代表取締役社長の佐藤一雅の5人が務めました。

審査員.jpg




アート・ビジネス・アカデミアから、多様な視点と見識を持つ審査員の方々が、以下の3つの基準を踏まえて、エントリーシート・その他添付資料等を厳正にチェックし、選考いたしました。

小塩さん審査風景
応募者の斬新なアイデアに、思わず笑みがこぼれる小塩さん
長谷川さん審査風景
真剣に応募アイデアを読み込む長谷川さん

審査基準

  1. . データの民主化を意識している提案になっているか。
    ※データの民主化とは、情報は各個人が開示・非開示・削除ふくめ管理する考え方
  2. . IoT機器(スマホ、PC含む)、IoTセンサーを絡めた提案になっていること。
    ※IoT機器の持ち主が明確、特定されることが価値をもつ提案が良い。
  3. .企業とユーザー間(ユーザー間含む)の新たな関係構築、価値の交換や創出する提案になっていること。


受賞作品のご紹介と審査員の講評

受賞された各アイデアの概要と審査員の方々からのコメントは以下の通りです。

最優秀賞

『記憶の恩返し (認知症の治療・療養の貢献事業)』(東京都・T.A様・会社員)



▼審査員コメント

スプツニ子!さん(アーティスト・東京藝術大学デザイン科准教授)


スプさん.png


私たちは日々SNSのイイねやコメントや写真・映像、購買や移動などのデータを蓄積していますが、それらの個人データを時事ニュースと組み合わせながら、認知症治療のために「記憶」として患者に提示していく…というのは斬新なアイディアでありながら、ちょっとディストピアっぽくもあり、記憶のあり方について色々と考えさせられました。データが蓄積されればされるほど、過去にタイムトラベルすることがしやすくなると思いますが、今の所こういったデータの記録は多様なサービスに分散していて、SNSサービスもみんな「いまこの瞬間」を盛り上げることにフォーカスしているので、過去の思い出のデータをイイ感じに見せてくれるようなインタフェースやプラットフォームがあまりありません。アイディアとして可能性を感じました。



佐藤一雅(ジャスミー株式会社 代表取締役社長)

佐藤さん.png


SNSを活用した個人のライフログという概念は古くて新しいテーマだが、それを高齢者問題や認知症の問題に繋げて発想したところが秀逸です。通常ライフログは、家族や友達との思い出共有的なものに走りがちだが、このアイデアは個人の為の個人のデータなので、そうなると明確に民主化による個人情報の保護やトレーサビリティの効果が鮮明に顕在化される。実際の効用の議論を離れても、こういうことが高齢者に必要なものであることは多くの方から直感的に賛同を得れるものと考えます。





BC×IoT賞

『バックUPデータ』(東京都・K.K様・法人営業)



▼審査員コメント

岸上 順一さん(W3Cアドバイザリーボード・室蘭工業大学大学院教授)

岸上さん.png


バッグの中身を見ずに重量だけで管理するという発想はユニークである。スーパーなどのセルフレジの発想の発展形として実現性も十分あると考えられる。ただブロックチェーンの必要性が弱い。毎日の内容をAIで学習させていくことにより実用に近づけられると思うが、なぜブロックチェーンが必要なのかが分かりにくい。



長谷川愛さん(現代美術家・デザイナー・東京大学特任研究員)

長谷川さん.png


とても個人的な困りごとなのですが、よく忘れ物をしたり、物をなくします。タグなどをつけたりせずに、バッグにはいっているもの、バッグを持ち上げた瞬間に足りないものを教えてくれたら大変嬉しいです。同時にこのシステムで他に何ができるのか、流通システムなどでもとても重宝しそうですね。ポテンシャルが高いなと思いました。





新しい経済圏賞

『睡眠貯金』(東京都・R.K様・ソフトウェアエンジニア/データサイエンティスト)



▼審査員コメント

小塩 篤史さん(株式会社IF代表取締役)

小塩さん.png


データを活用して新しい経済圏をつくっていく際に、「睡眠」というのは大きなターゲットになるかもしれません。睡眠不足という課題に取り組むことは、新しい経済圏では解決されておくべき課題だと思います。一方で、睡眠という極めて秘密性の高いデータをどう共有するか?本アイデアは「良い睡眠」のティップスを共有することで、新しい価値創造を目指しています。実現には、解決策を提供できる企業との連携が重要になりそうです。



総評


佐藤一雅(ジャスミー株式会社 代表取締役社長)

佐藤さん.png


まず、30件を越える応募をいただけたこと大変ありがたく思っております。今回の募集は、情報の民主化とIoTという取っ付きにくいテーマに加えて、新しい関係性や価値創造という基準もあったため、なかなか応募して頂けないのではと少し危惧しておりました。

そういう中、皆さま果敢に挑戦していただけただけでなく、どれもひと工夫凝らした提案になっていたことも今回誇れる点だと思っています。特に、娯楽性より健康や人助けを意識した提案が多く見られ、時代を反映した傾向があった一方、自身のデータを積極的に活用しようという姿勢がほぼ全ての提案に見られたことは、私どもの情報の民主化という企てが皆さまにちゃんと浸透できていたことの現れであり、そこからいくつもの独創的なアイデアが生まれたことは、私どもにとって何よりのことと思っております。

最後に、選考にあたっては、独創性、ユニークな発想という視点を強く意識させて頂いたため、実用性有用性においては優れていたにも関わらず、残念ながら選考に漏れてしまったアイデアがいくつもあったことも付け加えさせていただきます。

皆さまのご参加、本当にありがとうございました。今後もJasmyの情報の民主化実現に向けての厚いご支援、何とぞ、よろしくお願い申し上げます。



Jasmy League事務局よりみなさまに御礼申し上げます

Jasmy IDEA Awardでは、「ユーザー本位の情報新時代」にふさわしいビジネスを創造するアイデアが多数集まりました。データの利活用でより良い社会が実現する可能性を感じました。Jasmy IoTプラットフォームを機軸に新しいビジネスモデルを創出し、情報新時代において、再び日本が世界をリードすると信じています。

Jasmy IDEA Awardに関わった皆様に感謝の意を表します。